次期あいち健康福祉ビジョン(仮称)の策定について。
策定の目的:
平成23年から福祉分野と医療分野の連携を含めた本県の健康福祉全体の方向性を示す「あいち健康福祉ビジョン」を策定し、福祉、健康・医療に関すしる様々な取組を着実に推進している。今年度末に現行ビジョンの計画期間が終了することから、団塊の世代の方々が75歳以上となる平成37年を展望し、平成32年を目標とする次期あいちビジョンを(仮称)を策定する。
計画期間:平成28年度から平成32年度まで
次期ビジョンの特徴:
ア.5年後、10年後の本県の目指すべき健康福祉社会の姿を記載するとともに、それを実現するための取組の方向性を示す。
イ.健康福祉に関する個別計画を横断する視点で施策の方向性を示し、県民サービスの向上を目指す。
ウ.育児・介護に関する企業の役割を明記し、仕事と育児・介護の両立支援に取り組む。
エ.ライフステージを通じて必要とされる健康福祉サービスの提供のあり方を示す。
基本理念:ともに支え合う安心・健やかで幸せなあいち~「あいち健幸社会」の実現
目指すべき健康福祉社会:子ども、若者、高齢者、障害のある人など、すべての人が活躍する「人が輝くあいち」
基本姿勢:めざすべき健康福祉社会実現のため、4つの基本姿勢を重視し施策の展開を図る。
ア.健康福祉会社を支える人材の育成・確保を図るひとづくり
・今度の健康福祉ニーズの増大に対応するため、医療従事者、介護人材等の専門職の育成・確保を図る。
・NPO、ボランティア等の健康福祉を支える新たな担い手の育成を図る。
イ.すべての人が社会の一員としてともに暮らし、支え合う地域づくり
・多様な主体が連携し、年齢や状況を問わず、その人のニーズに応じた適切な相談支援が受けられる体制の整備を進める。
・誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、高齢者等の地域生活を支える地域包括ケアシステムの構築を目指す。
ウ.健康寿命を延ばし、健康寿命日本一を目指す健康づくり
・高齢者の就労や地域活動、生涯学習を支援し、高齢者の介護予防と生きがい対策を推進する。
・県民が生涯を通じて健康的な生活を送ための環境の整備を図ることで、健康寿命を延ばし健康寿命日本一を目指す。
エ.安心して働き続けることができる環境づくり
・ニーズに応じた適切な情報提供と相談支援体制の構築、介護サービスの充実、適切な医療提供体制の整備等を進め、介護離職の防止とがん患者の就労継続を図る。
・企業と連携した育児期の柔軟な働き方の実現、多様な保育サービスの充実等により、仕事と育児の独立を支援する。
今後の予定:平成28年1月~2月 パブリックコメントの募集
2月第3回次期あいち健康福祉ビジョン策定検討委員会
3月健康福祉ビジョン推進本部(ビジョンの決定、公表)